伊藤忠エネクスの掲げる次世代のカーライフステーション(CS)

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伊藤忠エネクスの掲げる次世代のカーライフステーション(CS)。

そのあり方に共感し、その実現に向けた第一歩として”CSの新しい制服”のプロデュースを行ないました。

伊藤忠エネクスが目指す次世代のCSはただガソリンを売る場所ではありません。

車検・メンテナンス・板金など、地域での生活に欠かせない車生活を支える場所であることはもちろんのこと、高齢化が進む地域において失われつつある人と人の繋がりが生まれる、まちのコミュニティーステーションを目指しているのだそうです。

そこがさらにガソリンだけでなく、太陽光パネルなどを販売する新しいエネルギーステーションになっていく。
まちの元気なエネルギーを提供する場所になっていく。

そう考えた時に、何よりも”元気なエネルギー”を発揮してほしい若者が、カッコイイと思える制服をつくろうと決めました。
その制服が、一部店舗で夏服の運用がスタート!

その一つが東北の今を知ってほしいという想いから誕生した、新感覚のスタンプラリーで被災地宮城を巡るイベント、「MIYAGI POKERUN」のチェックポイントになっている「オートパーク矢本店」です。

新しい制服を着て、活き活きと働くスタッフたち。
制服の感想を「オートパーク矢本店」を経営する日野良宣社長にお伺いすると、「純粋に、カッコいいですね。」
と、制服の感想を語りはじめてくださいました。

「これまで、ユニフォームを褒められたことってないんです。
もともとCSは3Kの職業だと言われているんですね。
3Kというのは、
・きたない
・きつい
・きけん
この3つで3Kです。
そんなイメージが、新しい制服によって変えていけたらと、そう思いますね。」

一新された制服に、そんな期待を込める日野社長。

実際に制服を着用された店長の木村さんは、
新しい制服について次のように語ります。

「パンツの履き心地が、とってもいいです。
これまではタックの入った大きいパンツで、見るからに作業着という感じがありましたが、これは私服感覚で着れますね。

スマートに見えるようなフィット感ですが、とても動きやすいです。
若い人たちも、これなら着たいと思ってくれると思いますよ。」

スタッフのみなさんからも大好評の今回の制服。
その制服を着てたくましく働くスタッフのみなさんですが、実はここ「オートパーク矢本店」では、こうして活き活きと働くまでに、様々な苦難を超えてきました。

「オートパーク矢本店」は、実は2011年3月11日に起きた東日本大震災によって甚大な被害を受けた東北のCSの一つです。

「私は2つのCSを経営していましたが、一つは震災で全壊してしまいました。もう一つのCSも機械は壊れ、店内はヘドロまみれ。
何より、家族を失った悲しみで、本当に再開できるか、とても不安でした。」

そう震災当初を振り返ったのは日野社長。

「それでも震災から1週間後には、再開のために張り紙でスタッフを募集しました。すると約30人ほどの従業員が集まってくれて、みんなでヘドロの搔き出し作業を始めました。お客様の励ましもあり、一週間でヘドロを搔き出すことができました。そして、3月28日にはお店を再開することができたんです。」

たった一週間で、ヘドロを搔き出して再開したオートパーク矢本店。
再開後は様々な工夫で、被災地のニーズに答えてきました。

「最初のうちは、震災の影響で電気も通っていなかったので、手回し電力を使っていました。油も、一人当たりのお客様に対して定量を売っていく、定量販売制にしていました。当初はボランティアできていた人がたくさんいましたし、彼らにとって油の供給は生命線です。ですから、より多くの人に供給できるように、この制度を取り入れました。」

自分たちの家族のこともありながら、3勤1休、9:00〜15:00までの間で営業し、家庭とのバランスをとりながら、お店を建て直していったオートパーク矢本店。

そうまでしてCS再開に取り組んだのは、何より被災地の復興にCSの必要性を感じていたからです。

「震災前は、CSはただガソリンを供給する場所だという認識がありました。ですが、震災後CSは復興に欠かせない場所だと感じるようになってきたんです。ボランティアのみなさん、自衛隊、そういった人たちが被災地で動くには車が必須です。ですから、CSの存在は絶対に欠かせない場所なんだと、そう思ったんです。」

「一年目はボランティアでくる人がほとんどだった。
二年目になると、被災地の現状を見たいという人も増えてきました。
鉄道が使えなくなってしまった地域もありますから、そんな人たちにとってもCSは必要不可欠な場なんです。」
—日野社長

公共移動手段を失った被災地。そこでは、CSの存在は欠かせません。
しかし、震災から3年目を迎えた頃、ボランティアや被災地の現状を見たいといった県外からのお客さんはずいぶん減ってきてしまったそうです。

時の経過とともに変化する被災地の環境。
当然被災地のニーズも変化していきます。

「CSは慈善事業ではありません。営利企業です。
私は企業の代表ですから、しっかりとお店を経営して、代表者としてスタッフの生活を守る責任があると考えています。
それには、何よりもお客様から信頼されるお店づくりをしなければなりません。」

これからのお店づくりに関して、そう答え始めた日野社長。
これからCSは被災地でどんな姿を目指していったらいいのでしょうか。

「震災から3年が経ち、県外のお客様は減ってきました。
それに、地域住民の心境も変化しつつあります。

震災当初は自身の生活を守るために、物やお金を求めていましたが、今では生活も落ち着いてきて、そうすると物やお金ではなく、心の充足が必要になってくるんです。

この周辺には、実はCSがたくさんあるんです。
ですが、そのどれもがセルフスタンドなんですね。

ですから、私はフルサービスにこだわっています。
コミュニケーションを強みにすることで、信頼感や人と人の繋がりといった、心の充足感も得られるような、そんな場所にしていきたいです。

実際に、女性のお客様が増えたりと、結果も実感しています。

今では、営業時間も6:00~20:00に変更しました。
震災の影響で、ここはまだ電車が通ってないんです。

すると、朝早くから仙台に行って仕事をする人たちは、必ず車を使うことになります。
そんな彼らにとって、朝早くから開いているCSはとても貴重なんです。」

変わってしまった環境に柔軟に対応し被災地のニーズを正確に捉えながら経営を続ける日野社長。

営利企業としての実績をあげるだけでなく、お客さんから愛されるCSを目指すその姿は、まさに伊藤忠エネクスが描くこれからのCSの姿ではないでしょうか。

「フルサービスだからこそ、もちろん車関連のことはしっかりやっていきます。ですが、これからは車以外のこと、例えば、お客さんが来た時に、何かひと声かけてみることを続けていきたいと思います。

コミュニケーションをとりながら、どこかお客さんが人のぬくもりだとか、つながり、目に見えないけど被災地にとってとても重要なことに気を配ることで、CSが被災地の中でのコミュニティの場になってほしいと、そう考えているんです。」
—木村店長

木村店長が目指す、地域の中でのコミュニティの場づくりは、まさに伊藤忠エネクスの掲げる次世代のカーライフステーションそのものです。

これまでに褒められたことがない制服。
お店のイメージを決定づける制服。

そんな制服をかっこよくすることで、お客さんとのコミュニケーションが生まれる。
若者たちが、誇りを持って働けるようになる。

そうした一歩から、CSが地域にとって欠かせない、次世代のカーライフステーションになっていく。

そんなコミュニティの場をつくっていくストーリーを描くのに、制服が一役買ってくれるはずです。

伊藤忠エネクスの掲げる次世代のカーライフステーション、それをいち早く体現するのは、ここ東北の地かもしれませんね。

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